こんにちは GoldenFXの管理人H.sakです
私が主として開発しているEAは「TFBreaaker」シリーズですが
「最終目標であるTFBreakerは今どうなっているんだ?」
というご指摘もあるでしょう
昨年119本のEAを開発しましたが
EA=自動売買と思っている方も多いのでご説明いたします
EAを書く為のプログラム言語はいわゆるC系(分からなくても大丈夫です)を
元に開発されたMQL4またはMQL5を使っていて
簡単に言えば 普通のプログラミング言語にMT4などのプラットフォーム用の専用の関数を付け加えたものです
なので 出来る事は普通のプログラムと同じで
力技を使えばチャート上に動画を流すような事も出来るわけです(必要ないですが)
つまりEAは売り買いの命令が必ずしも書き込まれてはいないものも多数あります
それを何の為に作るかと得言えば 過去の価格データの分析に使う場合が多いです
例えば世界中の全ての時間足の全てのEAが必ず動作する毎時00分時点でのRSIの値がその後30分後の価格に対してどの位影響(偏りを生み出すか)を及ぼすか 過去5年20通貨ペアで見たい場合
コンピューターがなければどんな天才でも1年はかかる計算を凡人が1日で出来てしまうのです
RSIだけでなく同時にRCI 移動平均MACDなど好きなだけ調べられますから どのインジケーターがもっともEAに使われているかという事も大体見当が付けられる筈です 00分毎に必ず取引判断するとかほぼEAですからね
いずれにしても人間の能力ではとても出来ない分析が可能になります 頭の良さと分析に因果関係はないので 天才が相場で失敗しているからと言って即ち 凡人に相場分析出来ないという式は成り立たないのです
分析とは即ちデータ量です
「一目均衡表」を作り上げた
一目仙人は人海戦術で過去データを計算させていましたが
今の我々凡人(違ってたらごめんなさい)にはコンピューターというツールがあるので1000人がかりでやるような作業をたった1人で行えます
(3万円位の中古で十分ですよ)
分析の偏りをみて自動売買EAの動作を決めればある程度勝てるものが作れる筈です
そして圧倒的なデータ量で「超分析」をしてEAを「超進化」させるとどうなるのか
具体的にはEAはリスクリワードレシオ1.0以上で60%程度の勝率でプロフィットファクター1.2以上
あれば十分良い成績を出せます それ程派手な数字じゃないので驚くかもしれませんね
EA販売サイトなどには勝率80%越えなどざらにありますが 騙されてないよう気を付けてください
<リスクリワードレシオ>
<勝率>
この3つに変な偏りがあるものはだいたい疑ってみていいです 勝てるように見えるEAを作るテクニックならそう難しくはないです
今回は 昨年までに作った自動売買EAの中で 見返して見ると中々良いロジックなものがありますので 「超分析」データを取り入れて「超進化」させてみました
実験に使うのは昨年(2020年)8月30日にご紹介した
「猫リピ」です
虎でだめなら猫で行く トラリピの闇を暴いて改良EAを作りました - GoldenFX’s diary
某有名証券会社の商品「トラリピ」をパロって作ったお遊びEAです
任意の間隔に引いた値幅のラインを跨ぐ度に 節操無く売り買いをするEAで 同時に2ポジションまで両建てをするというだけのEAです(開発当時は両建て無しのワンポジションでした)
リスクリワードレシオ1.0にすれば理論上勝率は5割にになり スプレッド分だけ負ける筈です
まずはオリジナルの「猫リピ」
ポンド円2019年9月1日~2020年10月27日までのバックテストです
勝率62.8%
プロフィットファクター0.88
リスクリワードレシオ0.52
やたらと取引回数ばかり多いロジック通りの結果です
この「猫リピ」になんらかのフィルターをかければ それなりにいい成績になる事は感じていましたので
超分析のデータを反映させてみました(通貨ペア時期とも同じ)
こうなります
勝率93.8%
プロフィットファクター19.45
リスクリワードレシオ1.3
分析するとはこういう事です
これだけのものはおそらく 私を含めて見た事が無いと思います(あったら教えてほしいです)
現時点ではバックテストこれのみなのでで きっと欠点が見つかっていないだけだと思いますが 今はこんなEAを研究しているというお話でした 期待していて下さい
今回のEAはありませんが ブログで紹介してるEAは全て無料でお使い頂けます
「アフィリエイトなんて金儲けだろう」というご意見多いようです
そりゃ当たり前なんですが
元EA販売者の私が本気で儲けようと思えば”売れる”EAをいくらでも量産できる闇のパワーを発揮して販売サイトにかければ10倍は稼げます
コツコツアフィリしてるだけ真面目な方です