こんにちは GoldenFXの管理人Hsak.です
久々に土曜日が本業お休みでしたので 「TFBreakerC3」のチューンナップを試みています
「C3」はコロナ禍の中で資産を5倍以上に増やすという離れ業をやってのけた 素晴らしいEAですが 不満が無いわけではありません
トレンドフォロー型EAの弱点
トレンドフォロー型EAの弱点であり 裁量トレーダーに劣る点として
トレンド転換でやられる というものがあります
どういうことかというと このタイプのEAはトレンドに乗ってしまえば強いのですが
トレンドというものは いつか終息する訳です
プロの裁量トレーダーならば
チャートに水平線や斜め線を引いておいて ポイント付近に価格が近づいた時には
方向を見定めてからエントリーする事ができます
EAの弱いところはここです チャートに描かれていない転換を見極める事が下手なんです
トレンド転換をする時にどうしても切り替えが遅れて その際に高値・安値掴みをおこしてしまいます
「C3」もその弱点はあるのですが 勝率が7割近くと高いため 実は”捨てている”のです (それでもトータルプラスになってます)
解決策
トレンド転換を見極めるためには チャートを広くかつ柔軟に捉える力が必要になるのですが EAにその機能はハードルが高すぎるのです(というか無理)
そこで解決方法として 逆張りの成立しそうな所だけ一部ロジックを真逆にして利益を伸ばせるよう ポイントを探す事にします (=順張りで負ける場面を同時に消す)
何言ってるか分かりませんね
つまり移動平均線と価格の乖離が大きいところは 転換する”かも”という事にして
一度逆張りをするようにプログラムする訳です
チャートで見てみましょう 最新のニュージー円4時間足です
強い上昇トレンドですが 矢印の所で20SMA(青い線)との乖離が起きて その後
一旦価格が下がっています(およそ60Pips)
私たちは矢印から右側のチャートも見えている為 買いが正解だとわかるだけであって
リアルタイムでは 非常に迷う筈です
「C3」は4時間足で環境認識をして 5分足でエントリーしますから
現状のプログラムでは 絶対に買いしかしません
ではこの場面を5分足で見てみます
ロジックでは黄色の縦線の辺りで「C3」が買いでエントリーします
どうですか? 下がってしまっています もしここがトレンド転換点だとしたら
高値掴みをした事になりますから いったん逆張りも有効なのです
もです
とりあえずバックテスト ドル円
お! いいじゃないですか
それじゃポン円
だめだこりゃ
原因は通貨ペアよるボラティリティの違いです 動く値幅が違い過ぎるので
同じ乖離率を適用しても 上手くいかないのです
もちろん 通貨ペア毎にボラの統計取ってそれぞれ 乖離率に関する設定値を変えてやればいいのですが それだとパラメータの設定が難しくなって実用性に欠けますね
はいボツ (記事書きながらテストしています)
結局土日使って上手くいかず 中断
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今日は火曜日 まだチューン諦めてません
お? 良くないですかこれ
でも やはり通貨ペアによって相性にバラつきがあります
カーブフィッティングになってしまっている可能性もあるので
まだ実用無理ですね
良いご報告ができるよう頑張ります