こんにちはGoldenFXの管理人H.sakです
いきなりですが 「EAは勝てない」という人は大きく次の2つに分けられます
１．自分でEAを作った事が無い（あるいは作れない）
２．インジケーターの使い方を間違っている
１の場合ははそもそも論議のしようがない事なのでパスさせてください
問題は２です 繰り返し言っている事になりますが
インジケーターはエントリーロジックには使えません
世に数多あるEAの多くがインジケーターによるエントリーをロジックとして用いていますが どんなインジケーターも過去の価格や価格の変動を元に割り出されたものなので
未来を決定付ける指針にはならないのです
こうしたロジックを使ったEAが殆どなので
「結局EAは勝てない」
との結論に至るのです
これは裁量トレードにも同じ事が言えます
「５SMAが２０SMAとゴールデンクロスしたら買い」
みたいな手法が溢れていますが これではインジケーターEAと全く変わりません
移動平均線がゴールデンクロスした時には既に価格は 遠く離れてしまっていますから
ではインジケーターに意味がないかと言えば そういう事もありません
インジケータを使う事で相場の雰囲気＝環境認識を捉える事が出来るのです
これも何度も申し上げていますがエントリーするには
”環境認識”→”エントリーロジックの実行”
の順で行います
このエントリーロジックは再現性がなければなりません
つまりいつも同じやり方でエントリーするという事です
EA不信者の中には
「私の手法はEA化不可能」という人がいます
それは そもそも再現性のないトレードをしているという事です
そういったやり方で勝つ人がいるのは確かですが それはその人がトレーダーとして優秀なだけで 他の人やり方を同じ成績を残すのは不可能です
何故なら 再現性がないからです
プログラミングとは動きを言語化する事です
トレードにおいては 自分のエントリーとイクジットの根拠を 母国語で完全に説明するという事です
つまりEA化できない手法は説明が出来ていない もしくは出来ない手法である事を認めているのに等しいわけです
手法が確立していれば EA化は可能です（コーディング力にもよりますが）
そして もしMQL４などの言語を操れなくても手法を母国語で説明し コードを書ける人に伝えさえすれば EA化は誰でも出来るのです
エントリーロジックさえ再現性のある確立されたものであれば
EAであろうが裁量であろうが勝てるのです
、、、と書いてみると当り前なんですけどね
EAはその再現を
・２４時間やってくれているという点
・そして全く感情を入れないという点で
人間より優れています
今回のEAは実験的手法です
さて本題の今回のEAですが
前回やった両建て手法が何とかならないのかという課題に取り組みます
「H式」としておけば 文句も言われないでしょう
そもそもナンピンや両建ては何故するのか？ という事ですが
それは自分が持っているポジションに対して相場が不利に動いている
という事です
”と書くとまた突っ込まれそうなので一応書きますが
有利に動いているのに両建てナンピンするやり方もあります
全部書いていたら切りがないので勘弁してください！”
両建てする事で損失を固定したり ナンピンでポジションの平均価格を相場に近付ける
事が出来るメリットがあります
他方 含み損がいつまでも解消されないデメリットがあり こちらは
新たにチャンスが来ても ポジションを持つ事が出来ないとう点から 資金効率が下がり 精神的にもきついので トータルではマイナス面が大きいと考えています
そんなわけで 私の作ったEAはほぼシングルポジションしか持たないようにしていますが
今回は両建てに挑戦いたします
「M式かも」でやったように 含み損さえ見なければ 両建て手法は面白いように確定利益が積み増されるので グラフの形だけみると夢のようです
こんなのです
しかし一旦塩漬け状態になると 損失も増えない代わり利益も増えない時期が続き
それがいつ解消されるのかも分からなくなります
そこで少し工夫をして 利益のあるポジションは優先して決済し また別のポジションを取りに行くようにしました
本家「M式」に近いやり方です
決済する順番ですが 含み損のポジションに一切考慮しません
含み損を持ったポジションはいつか解消される時には結局同じ費用を払う事になります
・・・と言うと「そんな事は無い」と主張されるでしょうが 同じです
つまり塩漬けにされている間 損失は産まないかもしれませんが
その時間の間 エントリーチャンスを逃し続けているので ”時間”という形で
見えない費用を払わされているからです
その間に儲けたかもしれないお金を失っている点に気付いていないのです
なのでここは機械的にルールを実行しポジションを減らす方が
結果を良く出来ると考えました
結果
常に一定の含み損がありますが プロフィットファクタ１．８なら かなり優秀と言えます
同じ期間のドル円はプロフィットファクタ２．３７です
EAの設定は簡単
＜TakeP＞はポジショントータルのテイクプロフィット（Pips)
＜TakePS＞はポジション単体のテイクプロフィット（Pips)
どちらか早く達した時点で決済が行われます
実験的なEAなので 他の通貨や期間で勝てるかどうかは試しておりませんのでご了承ください
お使いになりたい方はどなたでもご自由にどうぞ
「H式」という名前になっています
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